ドイツの鉄道や地下鉄、トラムは基本的に乗車前に駅などできっぷを購入する必要があります。
しかし、最近ではアプリでも購入することが可能です。
当記事では、ドイツ鉄道(Deutche Bahn)のDB Navigatorというアプリを使って、片道きっぷを購入する使い方を紹介します。
アプリケーションのダウンロード、WEBページの紹介
まず、DB Navigatorアプリをダウンロードするのがいいでしょう。
![DB Navigator](https://is1-ssl.mzstatic.com/image/thumb/Purple126/v4/27/f1/c2/27f1c25e-2acc-d084-5322-6f91f27432c7/AppIcon-0-1x_U007emarketing-0-7-0-85-220.png/512x512bb.jpg)
ちなみに、WEBページ(WEBアプリ)からもきっぷを購入することができます。
スマホアプリもWEBも、日本語表示はありません。
英語か、Google翻訳の機能を活用するのがいいと思います。
なお、初期登録や会員登録(必須)については当記事では解説を省略します。
利用可能範囲
まず、DB Navigatorはドイツ国内とEU圏内等、ヨーロッパ各地での旅行に便利です。
当記事ではドイツ国内に絞って説明をします。
ドイツ国内には、日本でいうJRの立ち位置にあるドイツ鉄道(DB、ドイチェバーン)があります。DB Navigatorはドイツ鉄道が運営しています。
そのため、DB NavigatorやWEB(https://int.bahn.de/en)で購入可能な範囲には、ドイツ鉄道全域が含まれます。
ここから、少しややこしくなります。
ドイツには、都市や近距離の都市間輸送に特化した運輸連合があります。
日本と比較することで考えてみます。
日本では、たとえば東京都23区内において、JRを除いても多くの交通事業者が存在します。
地下鉄は東京メトロと都営、バスは都バスなどです。
簡単に言うと、ドイツの多くの都市では、こうした地下鉄やバスを一枚のきっぷで乗り降りができ、その都度初乗り運賃を支払う必要がないのです。
都営浅草線もメトロ半蔵門線も都バスも、一枚のきっぷ(フリー乗車券ではない)を持っていれば、追加料金なしで乗れるような感覚です。
もっと言うと、日本の運賃体系とは異なり、ドイツの都市では「ゾーン制」が採用されています。
ミュンヘンを例にして、他の方のブログを貼付しておきます。【参考】
つまり、どのゾーンへ移動するかをあらかじめ把握したうえで、切符を購入することになります。
ドイツ鉄道のアプリでは、こうしたドイツ鉄道ではない各都市における運輸連合のきっぷも購入することが可能です。
ただし、ドイツ鉄道のアプリでは普通の片道乗車券(1回限り有効、日本語だと「下車前途無効」のような感じ)は購入ができず、フリー乗車券のみの発売が多いみたいです。
もし1回限り有効の片道切符等が必要な場合は、各都市の運輸連合が運営するアプリか、各駅設置の券売機・窓口にて購入してください。
ドイツ鉄道(DB)のアプリで片道きっぷを買ってみた!(スマホアプリ編)
実際にきっぷを購入してみます。「ミュンヘン中央駅→フュッセン」です。
「Booking」タブを選択し、「Single journey」にて検索。
最初の入力画面では次の項目を入力します。
- 発駅:ミュンヘン中央駅(München Hbf), 着駅:フュッセン(Füssen)
- 日時:10/21
- 人数:1人、クラス(ファーストクラスかセカンドクラス):2nd
Suchenをクリックすると、次の画面に移ります。
以下、写真にて説明をします。
「▼クリックで詳細表示」をクリックしてください。
▼クリックで詳細表示
※ミュンヘン⇔フュッセン往復では、他の企画系乗車券のほうが安いことが多いです!!
・【選択した日の近郊列車であれば、どの列車でも利用可能】
・【前日までのキャンセルは無料】である旨が下部に書いてあります。
あとは、個人情報の入力や支払い方法(クレジットカード、PayPalが利用可能)を選択し、チケットを購入します。
購入したチケットは、アプリ内にてQRコードなどの情報が表示できます。
ドイツの鉄道では改札口はないので、車内で検札に来た車掌らに、求められた際にアプリから表示してください。
DB Navigatorアプリでは、「journeys」と書いたタブから遷移ができますよ。
ご一読ありがとうございました。
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