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在来線が遅延して、新幹線・特急に乗り遅れた場合の対処法【指定席の変更は可能?】

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当記事では、「在来線が遅延して、新幹線・特急に乗り遅れた場合の対処法」についてお伝えします。

※2023年10月1日時点での情報です。

 

◆当記事のポイント◆
在来線などの遅延により、新幹線に乗り遅れたときの対処法が分かります

 

 

新幹線や特急列車に乗り遅れそう!そんなとき、何をすればいい?

まず、当記事で取り扱う事例についておさらいします。

次のような例を想定しています。

 

JR京都線の高槻駅から名古屋駅へ向かうため、通常のきっぷなどで

  • 乗車券:高槻駅→名古屋駅
  • 特急券(指定席):京都→名古屋駅

を購入していたとします。

ところが、高槻~京都間のJR京都線が遅延し、予定していたのぞみ号に乗車できませんでした。

 

この場合、「何か補償はあるのか」「後続列車に乗れるのか」「今、在来線車内でできることはあるのか」など、疑問が次々に浮かぶかもしれません。

次に、このケースを整理してこうした疑問にお伝えします。

 

ここまでのポイント! 通常のきっぷ(トクトクきっぷや、旅行会社が発売する旅行プランとセットで発行しているきっぷは除く)を持っていて、指定席を予約済みの新幹線・特急に乗り遅れそうなケースが、当記事の対象事例です。

 

 

【接続駅までのJRが遅延、運休していたら】後続の列車の同一種類・同一区間の指定席への変更は可能!

上記の事例の場合、後続列車がある or 空席がある場合は、後続の列車の同一種類・同一区間の指定席への変更が可能です*1

また、通常のきっぷの場合、座席変更や区間変更は1度限りですが、すでに変更を実施しているきっぷでも変更が可能です。

 

さらに、後続列車の指定席に空きがない場合は、特急料金の半額およびグリーン料金・グランクラス料金または寝台料金の全額を払いもどしがなされます。

つまり、指定席券と自由席券の料金の差額に加えて、特急料金の半額が返金されるのです。

ここまでのポイント!接続駅にて予定通りの乗り換えができない理由が「JR線の遅延・運休」の場合、後続列車に無料で変更が可能。後続列車に空きがなければ、特急料金の半額等、返金がされます。

 

では、そうした手続きを行うには、どうしたらいいのでしょうか。

当記事を列車や駅で読まれる方向けに、対処方法を次に示します。

 

【列車遅延時にすること】駅員か車掌に「遅延証明」をもらう

普通列車(普通、快速、新快速、特別快速など)では、駅員に申し出ましょう

特急や急行列車では車掌が乗務していれば、車掌から遅延証明を受けることができるケースがあるようです。

その後、遅延証明を受けた手持ちの指定席券を持って「みどりの窓口」「JR全線きっぷ売り場」へ行き、後続列車の指定席券へ変更ができます。

 

万が一、急いでいるので窓口に並んでいる暇がない!という場合、手持ちのきっぷで新幹線改札を通ることが可能です。

後続列車の自由席であれば、そのまま乗車することができます。(ただし、そのままだと差額の返金はありません)

車内で指定席に空きがあれば、車掌に申し出て、差額なしで指定席へ移動することもできるでしょう。車掌に相談してみてください(※席数次第で難しいケースもあると思います)。

 

ここまでのポイント!駅や車内で「遅延して指定席に乗り遅れた」旨を申し出て、遅延証明を受けましょう!そのうえで、指定席券などのきっぷを変更できます。

【注意!】上記事例に当てはまらない例

指定席を予約していない場合

自由席など、座席未指定の場合はきっぷの性質上変更が不可です。

 

指定席を予約した列車の乗換駅まで、JR以外の交通手段を利用し、それが遅れた

このケースもJR側の補償はありません。(払い戻し対象外でもあります。)

指定席券の有効期間内なら後続列車の自由席が利用可能です。

 

自由席のない列車の場合などのケース等については、「おでかけネット」から引用した下記を参照してください。

 

・指定席特急券、グリーン券、寝台券、指定席券(トクトクきっぷも含む)は、指定された列車の発車時刻を過ぎると無効になり、払いもどしできません。
・指定席特急券については、乗り遅れた場合でも指定された列車の乗車日と同じ日のうちなら普通車自由席に限ってご利用になれます。なお、指定席にご乗車になる場合は、指定席特急料金を全額お支払いいただきます。
・全車指定席の〔はやぶさ〕〔こまち〕〔はやて〕〔つばさ〕〔かがやき〕の指定席特急券については、指定された列車の乗車日と同じ日のうちなら後続の特急列車を立席でご利用になれます(〔はやぶさ〕〔こまち〕については、〔はやぶさ〕〔こまち〕の指定席特急券を所持している場合に限ります)。
・全車指定席の〔成田エクスプレス〕の指定席特急券については、指定された列車の乗車日と同じ日のうちなら後続の特急列車の立席または空席がある場合は空席をご利用になれます。
・全車指定席の〔ひたち〕〔ときわ〕〔あかぎ〕〔あずさ〕〔かいじ〕〔富士回遊〕〔はちおうじ〕〔おうめ〕〔踊り子〕〔湘南〕の指定席特急券については、指定された列車の乗車日と同じ日のうちなら後続の特急列車の立席または空席がある場合は空席をご利用になれます。
・JR西日本の在来線特急列車の指定席特急券については、指定された列車の乗車日と同じ日のうちなら後続の全車指定席(〔花嫁のれん〕、寝台特急列車、団体や貸切の専用特急列車を除きます)を立席でご利用になれます。
・上記以外の全車指定席の特急列車に乗り遅れた場合、後続の全車指定席の特急列車にはご乗車になれません。

 

上記の引用のうち、JR西日本管内の場合は、一部列車を除いて後続列車の指定席を立席で利用できるとあります。

当記事のテーマではないため、細かい説明は省かせていただきます。

 

トクトクきっぷ(特別企画乗車券、「○企」と左上に表記)、旅行会社が発売する旅行プランとセットで発行しているきっぷ(「○契」と左上に表記))を利用した場合

この場合は、きっぷごとに扱いが異なります。

 

  • 特別企画乗車券については、こちら(トレたびHP)。

 

  • 「旅行会社が発売する旅行プランとセットで発行しているきっぷ」としては、「ぷらっとこだま」「バリ得こだま」などがあります。
    • 参考:JR東海ツアーズの場合の対応は、こちら

 

ご一読ありがとうございました。