旅するアオナミです。
今回は、関西日帰り旅企画として、福井県嶺南(れいなん)地域・若狭地方へ旅に出ます。
嶺南の中心地・小浜市をまずは目指します。
関西発の旅行情報についての情報発信を通じて、旅行の楽しさや節約術をお届け。
サンダーバード7号で近江今津へ
朝のサンダーバードは一部、湖西線内の堅田駅・近江今津駅に停車します。
もちろん、湖西線の在来線で行ってもいいのですが、せっかくWESTERポイントが余っているので、利用してみました。
近江今津駅着。西日本JRバスで近江今津→小浜
このきっぷを使って、近江今津駅までやってきました。
窓口でしか買えないきっぷなのですが、経由に「自動車線」と入っているのがわかるかと思います。
つまり、バスにこの乗車券で乗れるのです。ただし、自動車線内では途中下車ができません(鉄道線では今回のきっぷだと可能)。
もちろん、現代はICOCAなどのICカードのほうが便利です。
なぜなら、自動車線は近江今津駅で運賃を打ち切って計算するので、わざわざ1枚の乗車券にしても支払う運賃は同じだからです。
細かいことはさておき、ここから1時間ほどの乗車。
鉄道だと敦賀まで行かないといけず、所要時間は1時間をゆうに超えます。
途中、鯖街道と呼ばれる街道を通って、峠越え。
若狭熊川宿は観光地としても素晴らしい場所ですが、今回はスルーします(途中下車できないため)。
上中駅から小浜線と合流し、並走するかたちで終着小浜駅に定刻で到着しました。
小浜散策開始
観光協会で少し聞き込みをして、10:30散策開始。
今回は、「小浜西組」という地区までいくことにしました。
小浜駅からは徒歩20分ほど、レンタサイクルもありますよ。
行き方は、駅前のアーケードを直進した後、「まちの駅」「旭座」という場所にあたると、左折して直進。
旭座は無料で入ることができました。芝居小屋としてかつて使われており、一時は荒廃したものの、移築し復原して現在はこの地で余生を送っているとのこと。
福井県内で唯一現存する明治期の芝居小屋で、市内住吉区から移築復原したものです。現役の芝居小屋として、公演等の催しも企画される、まちの駅の中心的施設です。
次に、重伝建地区の小浜西組へ。
小浜は、古くから若狭の中心地であり、中世の頃には京に最も近い日本海側屈指の湊町として繁栄していました。大永2(1522)年には若狭武田氏が後瀬山城を築き、山麓には居館を配置し、町を整備しました。
江戸期になると、京極家が小浜城の築城を開始し、これを中心とした町づくりを進め、中世の頃には武家と町人が混在した小浜の町は町人地として整備されることになり、東・中・西の3組に分けられました。
現在、小浜西組で構成される町並みは、現存する明治4(1871)年の地籍図とほぼ同じ形態であり、茶屋町だけでなく、丹後街道を基軸とした町割全体が評価されています。
小浜西組地区には、町家、離れ(付属屋)、土蔵、寺社建築物、西洋建築等、様々な建物があり、明治21(1888)年の大火以降の建物が主体となっています。
第一印象は、「京都の町家に似ている!」でした。
それもそのはず、鯖街道を通じて京に近い小浜の地では、間口が狭く奥行きがある町家が形成されました。
まず、小浜町並み保存資料館へ伺いました。無料です。
めぼしい展示物はありませんが、地元の小学生が作った展示パネルや、西組の解説がありました。もちろん、町家そのものですので、当時の暮らしの様子をうかがい知ることができます。
散策前に訪れると、西組の概要を把握できると思います。
次に、常高寺へ。
ここはお初の方(織田信長の妹、お市の方の次女)の菩提樹です。
京極高次のゆかりのある小浜の地。
今回はお寺のなかに入ってはいませんが、興味があれば入ってみるのもいいと思いました。
ちなみに、境内は小浜線によって分断されており、少し遠回りをしていく必要があります。
↓こんな感じ。石段の上に線路があります。
西組地区周辺には、ランチどころも欠きません。
今回は、町並みと食の館 四季彩館 酔月さんへ。
京の文化が漂う風情ある明治の料亭を再現
とのことです。
会席料理から、気軽なランチまで、幅広いメニュー。
今回は3月限定ランチを頼みました。
とってもボリューミーでした!
続きは続編②へ。
ご一読ありがとうございました。