"オオサカ"を越える旅~京滋をめぐる小旅行~

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旅するアオナミです。

 

最近、京阪神を散歩することにハマっています。

それが果たして、「街歩き」と言われるものなのかはさておき、知った文化圏のなかを巡る散歩は、観察力を高めるトレーニングにもなる気がします。

 

 

滋賀への「もう1つ」のアクセス

さて、大阪・京都から滋賀へ鉄道でアクセスする際、どの路線を使いますか?

一番多いのは、JR琵琶湖線(東海道本線)で山科から大津をトンネルで抜ける。耳をツーンとさせながら。早くて便利な方法です。

 

実は、もう一つ方法があります。

 

"オオサカ"を越えるのです。

 

何言ってんだ?と思った方、ブラウザバックはまだしないでください。

オオサカといっても「逢坂山」です。

滋賀と京都の間にある逢坂山

 

山科から大津方面へはJRのほかに、京阪京津線(けいしんせん)という路線が存在します。

これは、1912(大正元)年に開業したという非常に歴史あるもの

並行する東海道本線よりも歴史があります。

だからこそ、トンネルではなく、峠を「越える」必要があったのです。

黄色が京津線。山を国道1号沿いに越える

御陵駅で腹ごしらえ

京阪京津線は、京都市営地下鉄・東西線と相互乗り入れをしています。

今回は、京阪京津線の始発駅・御陵駅でまずは腹ごしらえ。

 

「うどんそば 通てい」さん。親切な店主さんと、出汁が冷えた身体にしみいります。

 

傾いた駅・大谷駅散策

列車は、京阪山科駅手前で地上に出た後、峠をグングン進みます。

追分駅で国道1号と合流したのち、急坂・急カーブの連続をすすみ、大谷駅へ到着。

 

大谷駅は峠の途中にあるため、駅のホームも傾いています。

そのため、停車時間が限られているとか。

 

ホーム上のベンチの足の長さが違うことからも(!?)、過酷な環境にある駅であることがうかがえます。

 

さて、駅を出て少し散策。

そうそう、京津線全線でICカードは使えます。

 

駅を出て、まず目にしたのがこちらの石碑。

「元祖走井餅本家」とあります。

これは、走り井餅というここ発祥のお餅に関するもの。

東海道の峠ということもあり、昔は水滴の形をした餅を提供する茶屋があったことを示しています。

 

今でも、追分駅近くにある走り井餅本家や、石清水八幡宮ちかくの分家では、この走り井餅を楽しむことができます。

 

また、大谷はうなぎが名物です。

いつか、ここでウナギを食べてみたいな、と思っています。

 

さて、列車に乗り込み、上栄町(大津)方面へ。

 

今回はここまで。

ご一読ありがとうございました!